カラオケで数曲歌うと、もう喉がしんどい。これは喉が弱いのではなく、1曲ごとに喉ががんばりすぎる歌い方になっているサインの可能性があります。
- 疲れやすさの正体は「余計な力の使いっぱなし」かもしれない
- 息をぶつけすぎるのも、喉が疲れるもとになる
- 痛みが続くなら、練習より先に病院で確認
1声の中で起きていること
例えるなら、肩に力を入れたままウォーキングしているような状態です。歩くこと自体はふつうです。でも、余計な力を使いっぱなしにしているぶん、早く疲れます。
声も同じです。効率のよい発声では、必要な筋肉が必要なぶんだけ働きます。ところが疲れやすい人は、声を出すのに本来いらない周りの筋肉まで、ずっと働かせていることが多いのです。
もうひとつのパターンは、息のぶつけすぎです。強い息を受け止め続けると、声帯にはそのぶん負担がかかります。
2考えられる原因
高い声や大きな声を出すたびに、喉のまわりをぎゅっと固めてしまう癖です。歌い終わると首や喉のまわりが凝る人は、この可能性があります。
声の大きさを、息の強さだけで作ろうとするパターンです。がんばった感じはあるのに、声はそれほど大きくなっていないのが特徴です。
睡眠不足・乾燥・胃酸の逆流など、歌い方より手前にある生活の問題で喉が疲れやすくなっている場合もあります。歌う日の体調づくりから見直す価値があります。
3必要な練習の方向性
必要なのは、喉を鍛えてがまんすることではありません。「1曲を、もっと少ない力で歌えるようにする」練習です。
方向性は3つあります。
①ストローをくわえて声を出す練習など、声帯にやさしいまま鳴らせる方法(SOVTEと呼ばれます)で、楽に鳴る感覚を体に覚えさせます。
②力みが入る瞬間はいつか(高音? 大きな声? 特定の曲?)を切り分けます。
③睡眠や乾燥対策など、声の調子を整える習慣をつくります。
そして、いちばん大事な注意です。「疲れ」ではなく「痛み」が毎回出る。または、声のかすれが数週間続く。そんなときは、練習より先に耳鼻咽喉科で診てもらってください。喉の状態を一度確かめてから練習に戻るほうが、結局いちばんの近道です。
力みなのか、息なのか、体調なのか。それは実際の声を聴いて分析する必要があります。SVCの体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、今の状態に合った練習を処方します。
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