この記事だけは、最初に結論をお伝えします。かすれが数週間続いているなら、発声練習より先に、耳鼻咽喉科で声帯を診てもらってください。それが結局いちばんの近道です。
- 続くかすれは「歌い方の問題」より先に「体の状態」を疑う
- 病院で診てもらうべきサインの目安
- 問題がなかった場合の、練習の方向性
1まず知ってほしいこと
かすれ声の原因は、大きく2種類に分かれます。歌い方(発声の技術)によるものと、声帯そのものの状態によるものです。後者は、使いすぎによる炎症や、声帯にできるふくらみなどです。
声帯そのものが原因の場合、どれだけ練習を工夫しても解決しません。順番が逆になると、治るはずのものをこじらせてしまうことすらあります。
次のサインに当てはまる場合は、練習の前に受診をおすすめします。①かすれが2〜3週間以上続いている。②裏声だけが急に出なくなった。③声を使った翌日に、いつも声が出ない。④痛みがある。
受診先は耳鼻咽喉科です。できれば、歌う人の声にくわしい「音声外来」だとスムーズです。
2考えられる原因
使いすぎ・炎症・声帯のふくらみなどです。ここはトレーナーではなく、お医者さんの領域です。診てもらえば具体的に分かることが多いです。怖がるより、まず確認です。
声帯の閉じ方がゆるくて、いつも息が漏れている発声です。かすれというより「息っぽさ」がずっと続くタイプです。
乾燥・睡眠不足・胃酸の逆流(朝、喉に違和感が出ます)・長時間のおしゃべりなど。歌っていない時間が声を削っている場合もあります。
3必要な練習の方向性(受診で問題がなかった場合)
病院で「声帯に問題なし」と確認できたら、負担の少ない発声から積み直していくのが方向性です。
①ストローをくわえて声を出す練習など、声帯にやさしい方法(SOVTEと呼ばれます)から再開します。
②息漏れタイプなら、声帯をほどよく閉じる練習を足します。
③乾燥や睡眠など、体調の管理も並行して行います。
※この記事は受診の代わりになるものではありません。気になる症状は医療機関でご確認ください。
病院で「声帯はきれい」と言われたのに、かすれる。その場合は発声の癖が原因の可能性が高く、トレーニングの出番です。SVCの体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、今の状態に合った練習を処方します。
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