歌声のお悩み相談室 #07
よくあるお悩み
「裏声を出そうとすると、スカスカにかすれてしまうんです。そもそも裏声のやり方が分からなくて…出せる人とは何が違うんでしょうか?」
裏声が出ないのは、才能ではなく「まだ使っていない筋肉」のせいかもしれません。
裏声は生まれつきの才能ではなく、決まった筋肉の使い方です。使った経験が少なければ、出ないのはむしろ自然なこと。かすれる場合は、また少し事情が違います。まずは仕組みから整理していきましょう。
01
裏声は、声帯を引き伸ばす「高い声を作る筋肉」が主役になった状態です。
地声と裏声では、のどの中の「主役」が違います。裏声は、声帯を引き伸ばして高い音を作る筋肉が主役になった状態です。このとき声帯は薄く引き伸ばされ、地声とは違う軽くて細かいふるえ方をします。だから、あの独特のやわらかい高い音になります。
裏声が「出ない」のは、この主役交代を体がまだ経験していないからかもしれません。使ったことのない筋肉の動きは、誰でも最初はうまくできません。一方「かすれる」場合は少し事情が違い、主役交代はできているのに、声帯の合わせ方がゆるすぎて息が声にならないまま漏れている可能性があります。
地声は厚みのある声帯、裏声は薄く引き伸ばされた声帯。主役の筋肉が入れ替わることで、やわらかい高い音になります。
02
必要なのは、「弱くていいから、裏声の筋肉に主役を経験させる」練習です。
でも多くの場合、必要なのは強く出す練習ではありません。弱くていいので、裏声の筋肉に主役を経験させる練習です。方向性は3つです。
- ため息や、ふくろうの「ホー」のような力の抜けた自然な音から始める。
- 最初は短く・弱くて大丈夫。かすれても気にしない。
- 安定してきたら、少しずつ長く・はっきりさせていく。
力を抜いて、ため息のようにやわらかく。この「弱くていい」状態から裏声の筋肉は起きてきます。
いちばん難しいのは、自分の声だと思えないほどかすれた頼りない音を「今はこれでいい」と受け入れ続けることです。歌に使えない弱い音を毎日出し続ける期間に耐えられず多くの人がここで手を止め、焦って強く出しにいくと地声で引っ張る動きが混ざって、主役を交代させる練習そのものが成立しなくなります。この手応えのない時期を支えるのは、SVCボーカルスクールのお仕事です。
NEXT
経験不足か、息漏れか、力みか。あなたの裏声を聴かせてください。
どれが原因かは、実際の声を聴いてみないと分かりません。SVCの体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、あなたにあった練習メニューを処方します。
LINEで体験レッスンに申し込む
LINE登録 → 日程調整 → 体験レッスン(入会不要)