歌声のお悩み相談室 #06
ミックスボイスらしき声は出る。でも弱いし、裏声とあまり変わらない気がする。それは「特別な声をまだ身につけられていない」のではなく、地声と裏声のバランスの調整が途中なだけである可能性が高いです。
声には、地声を支える筋肉と、高い声を作る筋肉があります。ミックスボイスは、そのどちらも働いている状態のこと。これを独立した「第3の発声」と見るか、地声・裏声の延長にある調整と見るかは、いまも研究者のあいだで見解が分かれています。ただ、練習で鍵になる点はどちらの立場でも同じです。2つの筋肉のバランスをどう作るか、ここに尽きます。
ミックスが裏声っぽくて弱いのは、このバランスが裏声側にかたよっている状態である可能性が高いです。裏声の筋肉はしっかり働いているのに、地声の筋肉がまだ少ししか参加していない。だから音色が細く、裏声とあまり変わらなく聞こえます。つまり「出せていない」のではなく、地声と裏声の配合が片寄っているだけです。
ここで多くの人が、逆の方向へ行きがちです。弱いままそろえようとすると、いつまでも裏声寄りから抜け出せません。かといって力いっぱい強く出すと、今度は喉が締まってしまいます。多くの場合、必要なのはその中間で、力まずに、地声側の感覚を少しずつ混ぜていくことです。やることは3つです。
どちらに・どれくらい偏っているかは、実際の声を聴かないと分かりません。体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、あなたにあった練習メニューをお渡しします。
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