歌声のお悩み相談室 #08
フレーズの最後で息が切れる。声量を出そうとすると苦しい。肺活量のせいだと思われがちですが、多くの場合、足りないのは息の「量」ではありません。吸えていないのではなく、吐いた息の多くが声にならないまま出ていっている可能性が高いです。
声は、吐いた息が喉の奥の声帯という小さなひだをふるわせることで生まれます。ここで大事なのは、声帯の閉じ方が浅いと、声にならないまま素通りしていく息が増えるということです。これを息漏れと言います。
ささやき声を思い出してください。息はどんどん出ていくのに、ボリュームはとても小さいです。息漏れの多い声は、あの状態がうすく混ざったまま歌っているようなものです。声量も同じ理屈で、頑張って息を強く吐くほど漏れも増えるので、苦しいのに声は大きくなりません。この悪循環に入っている可能性があります。
ここで多くの人が、吐く量を増やす方向へ行きます。ですが声帯の閉じ具合がゆるいままだと、増やした息はそのまま漏れて出ていきます。苦しいのに声は大きくならず、お腹で押す癖だけが残ります。多くの場合、先に整えるのは吐く量ではなく、その息を受け止める側です。やることは3つです。
息と声帯閉鎖のバランスは、実際に声を聴くことでわかってきます。体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、あなたにあった練習メニューをお渡しします。
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