歌声のお悩み相談室 #04
「音痴だから」と諦めていませんか。実際に声を分析すると、耳はちゃんと聴き取れているのに、声が追いついていないだけ、というケースが多くあります。
音の高さは、主に喉の奥の小さな筋肉が声帯の張りを変えることで決まります。地声側の筋肉と、裏声側の筋肉。この2つの引っぱり合いのバランスで、いまの高さが決まります。とても細かい世界で、ごくわずかな動きで高さが変わる。音程を合わせるとは、この小さな動きを狙った高さでぴたりと止めることです。安定しないのは音感以上に、「毎回、狙った張りに合わせる力」がまだ育っていない可能性が高いのです。
そのカギが、2つの筋肉のバランスです。バランスが整うほど、狙った高さに置きにいけます。逆にどちらかへかたよると、行きすぎて上ずったり、届かずフラットしたりします。
もう一つ大事なヒントが「どの高さで外れるか」です。特定の高さでだけ外れるなら、2つの筋肉が入れ替わる地点(換声点)のあたりでバランスが崩れているのかもしれません。全体的にふらつく場合とは、やることが変わります。
歌うとは、カラオケの採点バーのように、狙う音(ガイド)へ声を合わせ続ける作業です。その「合わせる精度」を最後に決めているのが、上で説明した喉の筋肉のバランスなのです。
多くの場合、必要なのは曲をたくさん歌い込むことではありません。狙った高さに声を「置きにいく」精度と、それを支える筋肉のバランスを、地道に育てる練習です。方向性は3つです。
外れる音の高さとその理由は、実際の声を聴いてみないと分かりません。体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、あなたに合った練習メニューを組みます。
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