歌声のお悩み相談室 #11
鼻にかかった声。それは生まれつきの声質ではなく、声を口と鼻のどちらにどれだけ流すかという「ふり分け」の癖である可能性が高いです。ふり分けを変える体のパーツがあり、その使い方は練習できます。
声には出口が2つあります。口と鼻です。喉の奥には、どちらにどれだけ声を流すかを切り替える「天井のふた」(軟口蓋・なんこうがい)があります。ためしに、わざと思いきり鼻にかけた声で「んー」と言ってみてください。声が鼻の奥に集まる感じがしますよね。あのとき、天井のふたは下がっています。
このふたが下がり気味のまま話したり歌ったりすると、声の多くが鼻ルートへ流れます。これが鼻にかかった声の主な仕組みです。逆に言えば、ふたの動きを自分で操れるようになると、鼻へ流す量を自分で調整できます。生まれつきの声質ではなく、動きの癖である可能性が高いのです。
多くの場合、必要なのは、天井のふたの上げ下げを、自分で感じて動かせるようになる練習です。方向性は3つあります。
ふたの動きなのか、舌との合わせ技なのか。どこにふり分けの癖があるかは、実際に声を聴いて分析することでわかってきます。体験レッスンでは、トレーナーがあなたの声を分析し、あなたにあった練習メニューをお渡しします。
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